
こんにちは!
脱サラ系FXトレーダーの”はぶ”です。
2020年7月28日ロンドン市場ドル円相場のFXトレードの記録とエントリーの理由を解説します。
今回は「戻り売りに使えない移動平均線の見分け方」について言及していますので、参考にしてみてください。
2020/7/28:ロンドン市場ドル円相場

本日は、ロンドン市場に入りショートのエントリーを3回行いました。
1回目は私がいつも使っている「勝率80%」の鉄板トレード手法によるもの、続く2回は値動きの勢いが強かったため、その流れに乗ったトレードです。
①S:105.62~TP:105.55/+7Pips
②S:105.37~TP:105.33/+4Pips
③S:105.19~TP:105.10/+9Pips
と合計で+20pips程でした。
この売りの勢いが強いのは、そもそもドル安の流れということもあるのですが

青エリアの売りが買いに切り替わって、その買いが売りに転じているからです。
何故かと言うと、青エリアには売り手がいるからです。
こういった売り手のストップロス(買い)や、追随買いが生じるのが赤エリアです。
そのため、このポイントでは買いが膨らんでいるという見方ができ、次はこの買いのストップロスを巻き込んで勢いの強い推進波が生まれます。
さてこの青エリアですが

1時間足チャートの移動平均線から押されている売りで、一見すると戻り売りにいけそうですが、これを売りにいったらいけない理由がいくつかあります。
移動平均線で売ってはいけない理由
売りにいってはいけない理由としては、次の状況にあるからです。
- 3月安値(サポートライン)からの反発
- NY市場のクローズとボラティリティの沈静化
- 移動平均線に回帰するまでの値動き
一つずつ説明します。
1.3月安値(サポートライン)からの反発

まずは、3月の上昇を作った起点となる安値のラインから反発してきているということです。
こうしたポイントは強いサポートになりがちです。
直近の値動きなどから見ても最終的に抜けると睨んでいますが、こうしたラインを抜けるには、やはり時間がかかります。
少なからずとも、ある程度の反発は免れないと思われます。
2.NY市場のクローズとボラティリティの沈静化

移動平均線に到達した時間というのは、日本時間で朝の5時前後です。
もうNY市場もクローズして商いがなくなります。
何らかの有事の際は別かもしれませんが、そもそもドル売りも大分進行して1日が終わり、区切りがついた段階でボラティリティが静まっていくタイミングだということが薄々分かります。
ボラティリティは、一気に加速して次第に落ち着いていきます。
イメージとしては、戻しを作る際に、1分足→15分足→1時間足→4時間足・・・
と次第に大きな時間軸に切り替わっていくと考えると分かりやすいかもしれません。
ボリンジャーバンドを見ると判断しやすいのですが、トレンドが「エクスパンション」と「スクイーズ」を繰り返して進行するのは、ボラティリティが落ち着くからです。
3.移動平均線に回帰するまでの値動き

最も重要なのは移動平均線に回帰するまでの値動きです。
反発の買いが強いうえに、売りを捕まえていません。
強いて言えば「移動平均線があるから多少押されるよね」という位のイメージで、ここに売りの強さは見られません。
また、事前に戻りを作るようなチャート形状もなく、サプライズ的な売りにつながる要素もありません。
以上の3点から
多少の反発を狙う「スキャルピング」に収めるのなら良いかもしれませんが、移動平均線にこだわって戻り売りを仕掛けると手痛い目に合うポイントだったと言えます。
売りました

この記事を執筆している最中ですが
ニューヨーク市場に入り、ドル円が急上昇したので再び売りました。
実はこのレートは1時間足の移動平均線に到達しているレートです。
サプライズ的な売りにつながるのは、直近の戻り売りを巻き込んでいるこのような値動きです。

こうした一連の値動きは、実は毎回起きています。
背景の強さや市場の移り変わりを意識しておくと、こういったポジションを取りやすいのでおすすめです。
重要なのはインジケーターではなく、どこでいつ誰が売買しているのかということと、焦らずに待つということです。
それではまたお会いしましょう!