ローソク足から読み解く値動きと市場心理「プライスアクション」の重要な9種類の基本パターンとは

こんにちは!

脱サラ系FXトレーダーの”はぶ”です。

プライスアクションとは値動きから相場を分析する方法です。

テクニカル分析には様々な方法がありますが、最も基本的なものは値動きにあり、値動きを表すローソク足を知ることは相場の流れを理解することに繋がります。

そこでFXをはじめ相場の最も基本的で重要なテクニカル分析法となる「プライスアクション」について、分かりやすくご紹介します。

FXで勝ち続けるために、必ず役立つ知識です。

是非読んでみてくださいね!

目次

DMM FX

プライスアクションとは

プライスアクションとは「値動き」そのものから相場を読み解く最も基本的なテクニカル分析法です。

相場の値動きは「ローソク足」に刻まれています。

つまりプライスアクションとは、ローソク足から相場を読み解く非常にシンプルなテクニカル分析法となります。

テクニカル分析には「ダブルトップ」や「ヘッドアンドショルダーズ」などのチャートパターンによる分析もありますが、プライスアクションは更に細かいローソク足の動きに注目して分析します。

FXのトレード手法には様々なものがありますが、相場の生の動きだけでトレード判断を行っていくことがプライスアクションであり、まさに「相場のことは相場に聞け」という格言を体現しているテクニカル分析法です。

プライスアクションの優位性

日本でも古くから「酒田五法」というローソク足を使った相場分析法が存在しますが、欧米で体系的に研究開発された相場分析法が「プライスアクション」です。

世界中で取引されている為替市場では、大口で取引を行う欧米の投資家がマーケットの動向を左右します。

こうした世界中の投資家が注目しているものがまさしくプライスアクションであり、これを理解することは世界中のトレーダーと同じ目線に立てることを意味しています。

「プライスアクション」のベースには「酒田五法」も組み込まれているため、そこには数々の類似点も存在します。

こうした類似点から、ローソク足から読み取れる市場心理には古来より普遍の法則があることが分かります。

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ローソク足の基本と値動き

プライスアクションを理解するためには、ローソク足の持つ値動きを理解しておくことが重要です。

ローソク足は、それ1本で「始値・終値・高値・安値」という情報を読み取ることができますが、それ以上に「実体」と「ヒゲ」の存在は市場心理を顕著に表しています。

例えば実体の長い陽線は、買いポジションを保有している投資家の利益が増したことを表し、続く上昇の流れに乗りたいと考える投資家にも注目されます。

ここから実体の長いローソク足には「楽観」や「油断」といった市場心理が働くことが分かります。

一方でヒゲの長いローソク足はどうでしょうか。

上ヒゲの先端で買い注文を入れた投資家や、下ヒゲの先端で売り注文を入れた投資家は含み損を抱えることになります。

ここからヒゲには「不安」や「焦り」といった市場心理を読み取ることができるのです。

プライスアクションの土台となっているのは、値動きの背景に存在するこのような市場心理です。


ローソク足の見方については下の記事で詳しくご紹介していますので、是非ご覧ください。

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プライスアクションの重要な9種類の基本パターン

相場の本質である値動きを紐解くと、プライスアクションも「ダウ理論」や「チャートパターン」と共通していることが分かるはずです。

そこでプライスアクションの最も重要な9種類の基本パターンを、ローソク足から判断できる値動きと合わせてご紹介します。

①ピンバー

ピンバーは、ヒゲが長く伸びて実体が極端に短いローソク足です。

ピンバーはピノキオ(pinoccio)の長い鼻が語源と言われているローソク足です。

トレンドの反転や停滞を示す強力なサインとして知られ、ヒゲが長ければ長いほど、トレンドの反転を強く示唆しています。

極端に長いヒゲは、一定期間の中で上昇(下降)があったものの、大きな抵抗に押し返されたことと、その流れに乗ろうとした投資家の損失や含み損を表しています。

ここからピンバーは非常に強い反転力を持っていることが分かります。

ピンバーの定義には様々なものがありますが、概ね次のように定義付けられている場合がほとんどです。

ピンバーの定義
  • 実体とヒゲの比率が「1:3」以上
  • 実体の位置がヒゲの先端から「20%~30%」以内

ピンバーが何度も出現する価格帯は、強いサポート/レジスタンスがあることを示しています。

②スパイクバー

スパイクは、ピンバーと同様にヒゲが長く伸びているプライスアクションです。

ピンバーとの明確な違いはありませんが、天井で現れた場合には「スパイクハイ」底で現れた場合には「スパイクロー」と呼ばれます。

スパイクは、それまでのトレンド継続期間が長いほど反転する力も強くなる傾向があります。

スパイクハイ

アップトレンドが続いた後の高値水準でヒゲの長いスパイクバーが出現したら、ダウントレンドへの転換を示唆しています。

スパイクロー

ダウントレンドが続いた後の安値水準でヒゲの長いスパイクバーが出現したら、アップトレンドへの転換を示唆しています。

③リバーサルハイ/リバーサルロー

リバーサルハイ/リバーサルローは、2本のローソク足から作られる、トレンドの反転を示唆するプライスアクションです。

リバーサルハイは「ブリッシュリバーサル」、リバーサルローは「ベアリッシュリバーサル」とも呼ばれ、この2つを合わせて「2バーリバーサル」という別名も持っています。

リバーサルハイは、大陰線の次の陽線の長さが同等かつ大陰線の実体を越えた終値を付けて完成します。

リバーサルローは反対に、大陽線の次の陰線の長さが同等かつ、大陽線の実体を越えた終値を付けて完成します。

リバーサルバーは、ピンバーと同じ値動きとなるため上位足ではピンバーが作られています。

ピンバーと同等と考えると、このプライスアクションが持つ反転の強さが分かります。

④インサイドバー(はらみ足)

インサイドバーは、母線の高値と安値に対し2本目のローソク足が完全に収まるプライスアクションです。

インサイドバーはレンジ相場にあることを表しており、やがて上か下にブレイクアウトします。

続くローソク足の本数が多いほど、エネルギーを蓄えるため大きなブレイクアウトとなる傾向があり、エントリーはブレイクの方向へ行うことがセオリーとなります。

また母線の高値・安値をブレイクすることは強い相場であることを表しています。

インサイドバーは「はらみ足」と同じという認識がありますが、厳密な定義付けに細かな違いがあります。

  • はらみ足→母線の実体の中に続くローソク足の高値と安値が全て収まる
  • インサイドバー→母線の高値と安値の間に続くローソク足の高値と安値が全て収まる

⑤アウトサイドバー(包み足)

アウトサイドバーは、直前のローソク足の高値と安値を母線が完全に包み込むプライスアクションです。

直前の値動きを包み込むアウトサイドバーからは、これまでのトレンドを覆す大きな流れに切り替わっていることを読み取ることができ、非常に高い確率でトレンドの反転を示唆しています。

複数本のローソク足を包み込むアウトサイドバーは売買の拮抗が強く意識されるため、エントリーはブレイクの方向へ行うことがセオリーとなります。

アウトサイドバーは「包み足」と同じという認識がありますが、厳密な定義付けに細かな違いがあります。

  • 包み足→直前のローソク足の高値と安値が母線の実体の中に全て収まる
  • アウトサイドバー→直前のローソク足の高値と安値が母線の高値と安値の間に全て収まる

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⑥スラストアップ/スラストダウン

スラスト(thrust)には「突く」という意味があり、トレンドの強さを表すプライスアクションです。

「スラストアップ」は当日の終値が前日の高値を更新しているローソク足で、アップトレンドでは連続して発生します。

反対に「スラストダウン」は当日の終値が前日の安値を更新しているローソク足で、ダウントレンドでは連続して発生します。

⑦ランウェイ

ランウェイ(runway)には「滑走路」という意味があり、トレンドの継続を表すプライスアクションです。

トレンドの強さを価格水準の切り上がりと切り下がりから確認することができます。

ランウェイは起点足の前後n本のローソク足で確認しますが、一般的には一週間を日足で表した「5本」が使われています。

ランウェイアップ

ランウェイアップは、起点足の前後n本の高値の切り上がりと切り下がりから判断できます。

ランウェイアップの条件は次の2点です。

ランウェイアップの条件
  • 起点足の高値が過去n本の最高値より高い
  • 起点足の安値が未来n本の最安値より低い

ランウェイアップは価格水準が過去から切り上がり、一定期間後も以前の水準に戻らないことが分かります。

これは継続的に価格が上昇する強いアップトレンドの過程で多く見られるプライスアクションです。

ランウェイダウン

ランウェイダウンもランウェイアップと同様に、起点足の前後n本の高値の切り上がりと切り下がりから判断できます。

ランウェイダウンの条件は次の2点です。

ランウェイダウンの条件
  • 起点足の高値が過去n本の最高値より低い
  • 起点足の安値が未来n本の最安値より高い

ランウェイダウンは価格水準が過去から切り下がり、一定期間後も以前の水準に戻らないことが分かります。

これは継続的に価格が下降する強いダウントレンドの過程で多く見られるプライスアクションです。

⑧フェイクセットアップ

フェイクセットアップは、短期的なサポートライン/レジスタンスラインをブレイクした後にヒゲとなってレンジ内に戻る値動きを表すプライスアクションです。

「偽りのセットアップ」という名前からも分かる通り、この値動きはダマシを意味しています。

ブレイクの失敗を示すヒゲは、ブレイクアウトに追随した投資家の損失や含み損を表し、こうした市場心理は反転方向への値動きの加速に繋がります。

⑨フォールスブレイクアウト

フォールス・ブレイクアウトは「失敗したブレイクアウト」という意味があり、重要な節目のブレイクアウトに失敗したことを示すプライスアクションです。

フェイクセットアップと同じようにダマシの値動きになりますが、より重要で長期的なサポートライン/レジスタンスラインのブレイクアウトに失敗したパターンとなります。

天井や底でのサポート/レジスタンスの強さを改めて認識した相場では、売買修正の動きが生まれ反転方向へ値動きが加速します。

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まとめ

今回ご紹介した「プライスアクション」の内容は、FXで勝つために絶対に押さえておきたい重要な相場のテクニカル分析法です。

FXで勝ち続けるために、覚えておきましょう!

最後に簡単にまとめてみましたので、参考にしてみてください。

プライスアクションのまとめ
  • プライスアクションとはローソク足から相場を読み解くテクニカル分析法
  • プライスアクションの重要な基本パターンは9種類
    • ピンバー
    • スパイクバー
    • リバーサルバー
    • インサイドバー
    • アウトサイドバー
    • スラストバー
    • ランウェイバー
    • フェイクセットアップ
    • フォールスブレイクアウト

    それではまたお会いしましょう!