【FX相場展望】2020年7月26日ドル円相場の今週と来週以降の見通し:戻り売り優勢か

こんにちは!

脱サラFXトレーダーの”はぶ”です。

この記事では

  • 市場心理から読み取れる今週までの市場動向
  • 最新のマーケットテーマから見た市場の背景
  • テクニカルから分析する市場の状態

以上の点からドル円相場における「来週以降の見通し」について解説します。

※あくまでも個人的な相場観であるということにご留意頂きますようお願いいたします。

目次

DMM FX

市場心理から読み取れる今週までの市場動向

220/7/22 ドル円1時間足

今週のドル円相場は、週初め7/20に週間高値「107.53」付近まで上値を伸ばしましたが、上ヒゲを付けた後に一転して下降を辿りました。

背景にあるドル安傾向の中で、ヘッドアンドショルダーズというリバーサルパターンや、ボックスレンジが形成されつつあったことからも、このレンジ内には売り注文の存在が見込まれますが、「107.53」という高値を付けることにより、レジスタンスとなっている「107.43」より低レート帯にある一定の売り注文にストップロスが発生していることが想像できます。

更にこうしたブレイクアウトには、それに追随する一定の買い注文が生まれることも想定できるため、総じて「107.53」付近には買い注文が膨らんでいたことも考えられます。

以降の展開は一転して下降を始めたため、高値で膨らんていた買い注文がストップロスに切り替わっていることや、それを機に高値を切り下げていることからも、売りが優勢であり、レンジ帯下限となる「106.65」を下抜けるのは時間の問題だったということが分かります。

今週末その後の値動きとしては、5月6月安値となっている「106.00」を割り込み、一時的に「105.68」付近まで続落したものの持ち直し、「106.00」で終値を付けて引けています。

トルコリラ

最新のマーケットテーマから見た市場の背景

現在のドル円相場は、ファンダメンタルズな面からは「ドル安傾向」に加えて「円高懸念」も合わさっています。

今週のヘッドラインの振り返りです。

  • EU首脳会議→7,500億ユーロ規模の復興基金で合意(補助金3,900億ユーロ+低金利融資3,600億ユーロ)→対ユーロでのドル安
  • 米国における追加景気対策案→1人1,200ドルの給付金第2弾を実施する様子(来週末合意予定)→株高・原油高を背景としたリスク選好のドル売り
  • 米政府が在ヒューストン中国総領事館の閉鎖命令(スパイ活動疑惑)→中国側の報復措置(四川州成都市にある米国総領事館を閉鎖命令)→米中対立激化を嫌気したリスク回避の円高
  • 米新規失業保険申請件数141.6万件(予想130.0万件)→予想上回る結果→景気回復に歯止め→ドル安

こうした円高ドル安の背景に加えて

  • 日米の金融政策余力のギャップ
  • 朝鮮半島や中東、香港を巡る地政学的リスク
  • 新型コロナ第2波リスク(米国の新型コロナウイルス感染者数400万人突破)

など、依然としてドル円相場には不安材料が残っています。

来週7/28~7/29に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)では、ひとまず現行政策の現状維持が決定されるとの予想です。FOMCが大きな決断をしなければならないのは、経済見通しの更改をしなければならない9/15~9/16の会合であるとされているからです。

そのため相場への影響は限定的と考えられ、注目度はやや低いと見れますが、足元で直面する新型コロナウイルスの感染再拡大や米中対立激化を受けて、フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)への議論の深掘りなどが示唆される可能性もあり、市場がドル安で反応する可能性にも注意すべきという指摘があります。

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テクニカルから分析する市場の状態

2020/7/26 ドル円週足

ドル円週足チャートを見ると、サポートラインに下支えされているチャート形状を見せています。

サポートラインを下抜けるのか、レンジ内に戻っていくのかが焦点ですが、仮にレンジ内に戻っていったとしても、日足チャートで一目均衡表の雲を下抜け、首を垂れている形状を見せていることからも分かるように、非常に上値の重い相場環境にあると見れます。

2020/7/26 ドル円日足

とはいえ、これまでのドル円相場を振り返ると少なからず底堅さも持っていると思われます。

4時間足チャートではRSIの20%水準から反発を見せており、反転を示すプライスアクション「リバーサルハイ」となっていることから、サポートが強いという様子も見せています。

2020/7/26 ドル円4時間足

こうした相場の状態から見ると、利益確定に伴う買い戻しや、サポート割れに伴う追随売りのストップロスといった要因で、一時的に買われたようにも見えなくはありません。

こうしたことから、売り材料はあるものの、短期的に見ると戻りを付けている過程だと思われます。

強い売りが入った場合は急落も視野ですが、上値が重いようであればレンジへ、反発が強い場合には上昇へ飛躍する可能性も十分にあると見ています。

このことから「戻り売り」を狙う相場、というよりは一旦売るチャンスを失った相場に見えなくもなく、様子見、または値動きを見ての判断が正しい選択になろうことかと思っております。