
こんにちは!
脱サラ系FXトレーダーの”はぶ”です。
FXを始めるからには「成功してお金を稼ぎたい」という気持ちは当然あると思います。
しかし、FXで成功どころか、失敗する人の話を耳にすることもあるのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- FXで失敗する時は、どんなパターンで失敗するのか
- FXで失敗しないためには、どんなことに気を付ければ良いのか
- FXで成功するためには、どうすれば良いのか
こうした疑問を「FXで失敗する人の特徴」と照らし合わせて解消します。
「FXで失敗が怖い」といった不安から「成功するために必要なことは何か」という疑問を抱いている方まで、まずはこの記事を読んでみてください。
この記事を読むことによって、FXで成功するために必要なものが分かるはずです。
FXで失敗する人の3つの特徴

まずはFXで失敗する人の特徴を3つ挙げます。
- 確実な利益を求める
- 損失を受け入れられない
- チャンスを待てない
次にこの3つの特徴について、詳しく解説します。
①確実な利益を求める
確実な利益を求める人というのは、リスクを受け入れていないということです。
これはFXに限らず投資全般に言えることですが、金銭的なリスクがあるからこそリターンが大きいのです。
そしてFXではチャートの先が見えません。
そのため何に投資するのかと言うと、それは「期待値」です。
期待値に投資するからこそ収支がプラスとなる訳ですが、これは短期的に見ると負けることも大いにあります。
また、確実な利益を求めると、期待値があるのに躊躇してしまうという可能性も出てきます。
そんな時に限って、そのトレードが利益となってしまったりすると、本来得られるはずの利益を取りこぼす「期待値の欠損」ということにもなります。
たとえプロのトレーダーでも「勝率は50%」と言われるのがFXです。
基本的には、勝率が下がるほど、リスクリワード比を高くして「損小利大」のトレードを目指さなければ、収支は向上しません。

確実な利益を求めると、負けが続くドローダウンに耐えられなかったり、早すぎる利益確定、つまりチキン利食いによって「損大利小」となる原因にもなり得ます。
更に負けが続くと、確実な利益を求める人というのは、様々なトレード手法を取っ替えひっ替え使う「手法ジプシー」に陥る傾向にあります。
負ける度にトレード手法を変える訳ですから、失敗するのは時間の問題です。
✔確実な利益を求める人の処方箋
確実な利益を求める人は、まずはFXにはリスクがあるということを理解する必要があります。
世の中には金銭的リスクのない仕事というものもたくさんありますが、FXと比較すると収益率は圧倒的に劣ります。
これは時間的リスクを収益に変えているのか、金銭的リスクを収益に変えているのかという本質的な違いです。
金銭的リスクがあるからこそ成り立っているのが相場なのです。
その中で「確実な利益がもたらされるトレード」というものはありません。
そのため、まずは「たとえ負けても期待値に賭ける」ということを徹底して身に付けることが重要です。
具体的には「まずはひとつのトレード手法」に集中してトレードを行う癖を付けることです。
自分なりの取引手法に忠実に従うこと。やり方をコロコロ変えてはいけない。自分の性格に合った無理のない手法を考案し、そのルールにしたがうこと。
「世紀の相場師 ジェシー・リバモワ」
私も何年もFXトレードをしてきましたが、未だにエントリーが少し怖いです。
やっぱり損失を出したくないからです。
しかし「エントリーしなければならないからエントリーする」といった感覚で毎日トレードを行っています。
②損失を受け入れられない
前述したようにFXにはリスクがありますので、負けトレードを行うと損失を出すということになります。
ここで心しておきたいのは「損失を取り戻したい」という感情に捉われないことです。
プロスペクト理論という行動経済学の理論では、人間は心理的に利益よりも損失回避を優先させる性質を持っていることが実証されています。
この性質は「損失回避性」と呼ばれていますが、これこそがFXで失敗する元凶です。
損失回避性は、次のような行動に表れます。
- 損切りできない(損失回避)
- 根拠のないトレードを行う(トレードルールの崩壊)
- ポジションサイズを増やす(リスクの増加)
このような行動は、仮に一時的に損失を回避できたとしても、それが癖になると、いずれ必ず大きな損失に繋がります。
損失は受け入れがたいのが普通です。
しかし受け入れなければ「爆発的な大負け」が待っていることも考えられるのがFXです。
参考:プロスペクト理論について
プロスペクト理論とは、利益を得らえる場面では確実な利益を優先し、損失を被る場面では可能な限り損失を回避しようとする人間の深層心理を示した理論です。この心理はトレードにおいて度々「早すぎる利益確定」や「遅すぎる損切り」として表れ、それはトレード手法が崩れる原因にもなります。FXで勝つためにはこの深層心理に逆らわなければならない時があり、このプロスペクト理論を理解しておくことで危険なトレードを回避することが可能です。そこで「プロスペクト理論」について分かりやすくご紹介します。
✔損失を受け入れられない人の処方箋
損失を受け入れられない人は、まずは資金量を減らすことです。
資金量が大きいと、それだけメンタルへの負荷が大きいからです。
更に、ひとつひとつのトレードに対して丁寧に行い、完結させる癖を付けることも重要です。
また、損失を出してしまった時や、トレードで熱くなりそうな時のアクションを考えておくことも良いかと思います。
私は損失を出してしまった時、熱くなっているのが分かる時というのは、チャートソフトを閉じ、スマホを家に置いて外に出て、ビールを買って飲みながら散歩します。
それ以降は当日のトレードはしません。
リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。
「世紀の相場師 ジェシー・リバモワ」
自分に合った損失との向き合い方を、事前に考えておくことです。
③チャンスを待てない
相場では待つことが最も重要です。
よく分からない相場でトレードを行うのは「ギャンブル」に過ぎず、また再現性がありません。
「少しだけ稼ぎたい」という気持ちからトレードを行って、負けたあとに「取り返したい」という感情に取りつかれ、そこから大損した。
ということを、私も幾度となく経験しました。
つまり「チャンスを待てない」ということは、トレード全体の質を下げることになるのです。
分かる相場の分かるところだけでしっかりと利益を得る。
それまでひたすら待つ。
これを繰り返すことがトレードでは重要です。
最も重要なのは、絶好の時が来るまで静かに座っていることだ。
「世紀の相場師 ジェシー・リバモワ」
ジェシー・リバモアだけではなく、「ウォーレン・バフェット」然り著名な投資家は皆、口を揃えて「待て」と言います。
待て待て待て待て待て待て・・・
どんなに言われても、チャンスを待てない人は失敗します。
✔チャンスを待てない人の処方箋
結論から言うと、相場ではチャンスを待てないとほぼ勝てません。
極端な例で言えば、資金量に物を言わせて勝つまでホールドするというようなことができれば100%勝つということも可能なのかもしれませんが、一般トレーダーでは難しい領域です。
チャンスを待てない人は「勝てない」ということを身を持って味わうということも、荒療治ではありますが体験してみるのが良いかもしれません。
とはいえ参考までにですが
私の場合は、市場が移り変わる時間帯に注目してトレードしているので、それ以外の中途半端な時間には、あまりチャートを見ていません。
そういった時間帯以外のポジションは、あまりチャンスに思わないからです。
それ以外の時間では、最近はブログやYoutubeにハマっているのでブログを書いたり撮影したり、あとは趣味の魚釣りなど意識して出かけています。
そもそも何のためにトレードするのか?という地点まで振り返って考えてみると「より豊かな生き方」をしたいからです。
その目的を失ってまでFXに没頭する必要はないことを、肝に銘じておきましょう。
まとめ
実は今回ご紹介している3つの要素は全て相関関係にあります。
- 期待値を積み重ねなければならない
- 期待値を積み重ねるには待たなければいけない
- 待つためにはメンタルを保たなければならない
- メンタルを保つには損失を許容できなくてはならない
- 損失を許容するには資金量をコントロールしなければならない
- 資金量をコントロールするにはメンタルを保たなければならない
そしてこれらをまとめると「3つのM」と呼ばれる、相場で生き残るために必要な3つの要素が現れます。
- Method(メソッド)…トレード手法
- Money(マネー)…資金管理
- Mind(マインド)…精神
FXで勝つためには、勝つためのロジックを持つことが必要です。当たり前のようですが、実は勝てるトレーダーと負けるトレーダーの差というものはたったこれだけなのです。そこで「FXで勝つために最も重要な3つの要素」を分かりやすくご紹介します。
リスクを受け入れて、損失を受け入れて、トレードチャンスが訪れるまでひたすらに待つ。
これは一般的な感覚では難しいものですが、失敗から学び、こうした感覚を身に付けることで、成功への道が開けるはずです。
是非この3つの要素に注目してトレードに活かしてみてください。
それでは、またお会いしましょう!
PS.今回引用に使わせて頂いたジェシー・リバモワの自伝書「世紀の相場師 ジェシー・リバモワ」は相場に向き合う者として、数々の学びや発見があり、かなりおすすめできる1冊です。
是非チェックしてみてくださいね。